こんにちは、こたけんです。今回は光軸調整のやり方について書いてみます。 ユーザー車検を受ける方やライトバルブを交換する方などに参考になると思います。
- 走行距離:51,302km
光軸調整の目的
車のヘッドライトは進行方向を照らして夜間走行時の安全性を高めるうえで重要な役割をはたしていいます。 ただ、照射範囲を適切に設定しないと対向車を幻惑させてしまうなど危険が生じます。 日本は左側通行なので以下のように左側を照らすようにライトバルブが作られています。
上図の照射エリアと非照射エリアの境界線をカットオフラインといい、屈曲点をエルボー点とよびます。 光軸調整はこのエルボー点を規定の範囲内におさまるように調整することです。 実際はこんな感じに見えます。
光軸判定枠の設定
光軸判定枠は以下のように規定されています。 車と壁の距離d=3[m]、ヘッドライト高さh=665[mm]の場合です。※壁からの距離をとるほど精度が上がりますが、場所の確保やライト明るさ の関係から3[m]くらいが調整しやすいです。
判定枠が縦3.9cm、よこ16cmなので以外と狭く感じますね。他のd,hの場合は以下のように計算できます。
光軸調整のやり方
続いては具体的な調整方法です。以下のような手順をふんでいきます。
- 垂直なカベの前に車を停める
- ヘッドライトの高さを測る
- 壁に光軸判定枠をマーキングする
- ロービームを点灯させて、エルボー点の位置を確認する
- ヘッドライトのネジを回してエルボー点の位置を調整する
下図のようにカベの前に車を停めてください。この時、d=3[m]になるように調整して下さい。カベから3[m]のところに予め テープをはっておいてそこに合わせにいくのがやりやすいです。
次にヘッドライトの高さhを測ります。ロービーム点灯球の位置を確認して下さい。 ライトをよく見ると、バルブの前に中心を示すポッチがあります。(下図参照) このポッチの地面からの高さを測ります。
つづいて、かべに光軸判定枠をテープで四角くマークしておきます。ロービームを点灯させて、エルボー点がこの光軸判定枠内に おさまっていればOKです。もしずれていたらヘッドライトのネジをまわして調整します。
- 垂直方向
- 水平方向
の調整ネジがついています。これをドライバーなどでまわすことで光軸調整ができます。 WRX(VAB)のネジはここにあります。
まとめ
WRX(VAB)の光軸調整方法についてまとめました。ユーザー車検をやる人はぜひやってみてください。 テスター屋で光軸調整やってもらうと2,000~3,000円かかるのがほぼ費用なしでできちゃいます♪