転倒してバイクのウインカーケースが割れてしまったので修理します。
バイクは振動が大きいため、接着力の強い接着剤でないとすぐにとれてしまいます。
今回は接着力の強いプラリペアを使って修理をしてみます。

~この記事はこんな人にオススメ~

・壊れてしまった樹脂部品を修理したい人

プラリペアとは

プラリペア
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プラリペアは、粉と液を必要量だけ混ぜて使う、2種混合タイプの造形補修剤です。割れたり、欠けたり、また欠けてなくなってしまった部分の再生、FRP繊維などを使って部品の強化、ネジ山の再生も簡単にできてしまいます。

だから、プラリペアは厳密に言うと接着剤ではありません。
もちろん接着効果もありますが、ただくっ付けるわけではなく、折れたり、割れたりした部分を溶着(溶かして固める)補修します。

プラリペア自身も固まると樹脂になります(アクリル樹脂になる)。
ですから、欠けてなくなってしまった部分も再生復活させるという普通の接着剤では不可能なことも出来るわけです。

つまり、プラリペアとは単なる接着剤ではなくて、「造形補修剤」なんですね。
メーカーHPより http://www.plarepair.net/plarepair.htm

ウインカーステーを外す

プラリペアを使う前に接着面への事前処理をしたいのでウインカーを車体から外します。
ステーのボルトを外します。

3つのステーボルトを外す

ステーを外すと以下のようなハーネスがヘッドライトAssy内部へひきこまれているのでこちらを外します。

ウインカーハーネス

ウインカー内部では以下のように2本の配線がギボシ端子で接続されているのでこれを外します。

ウインカー用配線

こんな感じで外せます。

事前処理

プラリペアを充填するためのミゾを作ります。ヤスリ等で削るとよいです。

ミゾの形

プラリペアの準備

プラリペアに入っている粉剤と液剤を準備します。スポイトを使ってガラス容器からポリ容器に移してニードルをつけておきます。

プラリペアの準備

ニードルの先端に小さな穴が空いているのでそこから液剤をたらし粉剤容器の中に入れます。すると針の先端に粉剤の塊がくっついてくるのでそれを先ほど作ったミゾに充填していきます。手順は以下の動画を参考にしてみてください。

プラリペアの使い方

接着後は以下のようになります。固まるのにかかる時間は約5分ほどでしっかりと接着されます。

プラリペア接着後の様子

まとめ

今回はプラリペアを用いたウインカーケースの修理方法についてまとめてみました。一般的な接着剤よりもかなり強力に接着できるので、くっつけたけど何度もはがれてしまうような箇所でぜひ使ってみてください。修理をあきらめていた部品もなおるかもしれません!