クラッチの切れ方
今回はクラッチレバーの調整方法と仕組みについてみていこうと思います。
まず、クラッチレバーを握った時どこが動いているか確認していきましょう。
以下のようにクラッチレバーを引くと、クラッチワイヤーが引っ張られます。
クラッチワイヤーはクランクケースのレバーにつながっており、クラッチレバーを引くとこのレバーが回転し、クラッチがきれます。クラッチの構造についてはコチラを参照してください。
クラッチレバー調整のやり方
クラッチレバーの位置調整のやり方です。
①ロックナットを緩める。
②アジャスターを回して、クラッチが切れる位置を調整する。
アジャスターを引き出す(左に回す)と、クラッチが奥で切れます。
アジャスターをひっこめる(右に回す)と、クラッチが手前で切れます。
クラッチレバー調整の仕組み
クラッチレバー調整の仕組みを以下に示します。
ワイヤー長は一定で変わりませんが、アジャスタを引き出すことでワイヤー外皮が屈曲しワイヤのタイコが引き込まれます。これに伴いハンドルとクラッチレバーの距離が遠くなり、奥側でクラッチがきれるようになります。
まとめ
今回はクラッチレバー調整の仕組みについてでした。アジャスタを回す方向とクラッチが切れる位置関係がよくわかっていなかったのでまとめてみました。参考になればうれしいです。