こんにちは、こたけんです。先日、バイクのキーをオンにしても何も反応しない状態になりました。 ヘッドライトも点灯しないし、セルモーターもまわりません。調べていくと、レギュレーターが壊れていることが わかりました。
今回は故障個所の発見方法とレギュレーターの交換方法についてまとめます。 

まずはメインヒューズを調べる

メインヒューズはシート下にあります。

カバーをめくって、コネクタをはずすとメインヒューズが見えてきます。

このヒューズを外して、ヒューズが切れていないか確認して下さい。
このヒューズは以下のように、12V BATTとレギュレーターの間に入っています。

もしこのヒューズが切れていた場合、レギュレーターの内部回路がショートしている可能性があります。

このレギュレーターのショート故障を確認するために、今度はレギュレーターを外していきます。

レギュレーターを外して抵抗値チェック

レギュレーターは車体左側のフレームに固定されています。

ただ、バッテリー側からは外せないので外側からアクセスします。左側のカウルのネジを一個はずします。 あとは、2箇所の差し込みピンでとまっているのでカウルをゆっくりひっぱってはずします。

カウルを外すとこんな風になっています。中心部にあるのがレギュレーターです。
レギュレーターを外すには、赤丸の計4本のボルトを外し、フレーム材を外します。

外すと、レギュレーターのコネクタにアクセスできるようになるので、コネクタを抜いてレギュレーターを外します。 レギュレーターの端子は以下のようになっています。

このレギュレーターの端子の抵抗値を測ります。テスターレンジをダイオードマークのあるレンジにセットします。 テスターの+端子をレギュレーターの+端子に、テスターのマイナス端子をレギュレーターのマイナス端子にそれぞれ当てます。

正常時:1~20kΩの抵抗値

私が計測した際には0.2kΩほどの抵抗値しかでませんでした。

レギュレーターの内部回路が何らかの原因で故障し回路がショートした結果、メインヒューズが切れてしまったようです。 レギュレーターを交換すれば直るので、レギュレーターを交換していきます。

レギュレーターを新品に交換

ネットにはいろいろなメーカーからレギュレーターが売り出されています。

品目価格
純正(31600-MV4-010)7,588円
非純正1,680円
価格比較

純正と非純正では値段にかなりの差があります。安いものだとバラツキが大きく電圧が規定値よりも高く出力されるものがあるようです。高い電圧が印加されてしまうと、車体の電装部品を壊す恐れがあるのであまりオススメしません。 値段が高くても純正がいいかと思います。

取付けは取り外しの逆の手順でいけます。レギュレーターの取付面にサーマルコンパウンド(ふつうのグリスでも大丈夫だと思います)を 薄く塗ってください。レギュレーターはかなり熱がでる部品なのでボディにしっかり密着させて放熱させる必要があるためです。

まとめ

今回はレギュレーターの点検と交換方法についてまとめました。レギュレーターは不意に壊れるので、予備を持っておくのもいいかもしれませんね!